名古屋 瑠花3年 名古屋 瑠花

1.受験の動機

不動産鑑定士試験を受けようと思ったきっかけは、二年生の夏休みに参加した不動産学部主催のインターンシップです。参加する前はまだ自分がどんな道に進むのか考えたこともなかったので、なんとなく面白そう、どんな仕事なのか経験してみたいと感じた不動産鑑定業界を希望しました。私は日本不動産研究所に研修に行かせていただいたのですが、そこでは鑑定評価のやり方やそれがどのように役立っているのか、また鑑定士試験の制度についても教えていただきました。その時に実際に働いている鑑定士の方々を目の前で見て、お話を聞かせていただいているうちに、不動産の鑑定評価に魅力を感じ、一週間の研修がおわった時には自分もこんな仕事がしてみたいと感じるようになりました。

2.宅建の勉強をしたこととのつながり

不動産鑑定士試験には短答式と論文式があり、短答式試験の科目には鑑定理論と行政法規があります。このうち行政法規は、宅建試験の「法令上の制限」と共通している部分が多いため、まずは宅建関連の法律の過去問を解くことからはじめました。宅建試験では幅広い分野の知識を学ぶので、鑑定士だけでなく色々な試験の勉強につながっていると感じます。

行政法規では特に都市計画法や建築基準法からの出題が多かったので、宅建試験や大学の授業での勉強が基礎にあったことが役に立ったと感じました。

3.勉強した感想

法令上の制限に比べると、行政法規は出題される法律の範囲の幅が広く、内容も細かくなったという印象がありました。鑑定理論は、ほとんどが初めて学ぶ内容だったので、予備校で講義を受けながら勉強しました。具体的には鑑定評価基準というものを学ぶのですが、行政法規がどちらかといえば法令の丸暗記に近いのに対して、鑑定理論は文章になっているのでイメージがしやすく、取り組み始めると面白いと感じました。

3.将来の抱負

インターンシップで都市開発に関わる鑑定評価を行っている部署を経験させていただき、鑑定評価が街づくりに役立っているところを見て魅力を感じました。将来は不動産鑑定士として再開発に携わる仕事がしたいと思っています。