長谷川 理音1年 長谷川 理音

私は長い期間コツコツと積み重ねていくという勉強方法が苦手で、どちらかというと短期間で集中して一気に取り組むという勉強方法の方が得意です。これから宅建を受ける方たちにも同じような人がいると思います。しかし、宅建は1週間毎日勉強したからと言って合格できるような試験ではありません。短期集中型の人たちでもある程度の積み重ねが必要な試験です。そこで、最後の2か月間は大変ですが、短期集中型の人たちのために、私が行った勉強方法を紹介しようと思います。

①試験2か月前まではテキストと講義で、大体の内容を理解して頭に入れる。

②試験前2か月間はひたすら過去問を解く。

簡単にまとめると、この2段階です。短期集中型の人は、早い段階から毎日欠かさず過去問で演習を行うというのは難しいと思います。なので、まず①の段階ではこの分野はこんな内容なのかということを理解し、頭に入れるということを行います。

そして、②の段階に入り過去問を開きます。過去問は章の中の分野ごとに解き、同じ分野の問題を同じ日に2、3周するということを心掛けてください。宅建はある程度使いまわした内容が出るので、過去問を短期間で何回も解き、解説とリンクしたテキストの内容を読むと、具体的な数字や細かい内容は自然に覚えていきます。全体を3、4周すれば模試や本番でも点を取れるようになります。次に、毎日の勉強時間ですが、私の場合はメリハリを持って取り組みたかったため、平日は毎日5、6時間勉強し、土日は全くやりませんでした。これについては、実際に取り組んでみてどれくらい集中できるかや進捗状況などを考え、調整してみてください。

ここまで、短期集中型の人たちのための勉強方法を紹介してきましたが、最後に短期集中型ではない人にも共通して言える、宅建合格のポイントを書いておきます。それは、捨てることも大事だということです。宅建は満点を取る必要はなく、8割を取ればほぼ確実に合格できます。もちろん、全分野完璧にできるのが理想ですが、勉強していくと苦手な分野が出てくると思います。また、建築基準法のように覚えることがとても多いわりには配点が少ない分野もあります。それならば、そのような分野は捨てて、他の分野に時間を割いて点数に繋げることを意識してください。当たり前ですが、勉強をやればやるほど点数を取れるようになり、合格した時の達成感はすごいです。頑張ってください!