不動産鑑定士・税理士である松永力也さんは、2024年3月に、大学院不動産学研究科博士後期課程を修了し、博士(不動産学)を取得しました。大学院在学中は、山本卓研究室で、不動産鑑定評価と法律実務の接点の領域を研究していました。この研究成果に基づき、日本弁護士連合会(日弁連)の研修会で講師を務め、その講義録が、この度日弁連研修叢書『現代法律実務の諸問題(令和5年度研修版)』(第一法規)に掲載されました。同書は、全国の弁護士が日常実務において規範とする権威のある書籍です。不動産鑑定評価と法律実務の接点においては、未解決の問題が多数存在し、本学で培った研究力で今後も社会的課題に取り組むことが期待されます。

写真左:松永さん 写真右:中嶌学長 (2024年3月の学位授与式にて)