報告書ができました。
2020年6月5日(金)
民間都市開発推進機構より「都市再生研究助成」を2018年度、2019年度受けており、最終報告書「産学官連携によるランドバンクを通じた地方都市再生に関する実証研究」を提出しました。
担当者:小杉学准教授、周藤利一教授、藤木亮介准教授
この報告書には、不動産学部の学生たちが考えた空き地・空き家の有効活用やまちづくりに関する提案も詳しく紹介されています。
なお、この報告書はオープンキャンパスやワンデイセミナーで配布しています。
ランドバンク総会に参加しました
2020年6月25日(木)
上山市内においてNPO法人かみのやまランドバンク令和2年度総会が開催されました。
参加者:
明海大学:周藤利一教授(NPO副理事長)、小杉学准教授、藤木亮介准教授、石井大吾非常勤講師
議 事:
①令和元年度事業報告及び決算報告
②令和2年度事業計画及び予算
特 記:
2020年度は国土交通省の補助金を獲得できたので、空き地・空き家有効利用の具体的な事業を展開できるようになった。
渡邊理事長(明海大学不動産学部OB)の挨拶
総会の様子
明海大学と上山市の連携協議会に参加しました
2020年6月26日(金)
明海大学と上山市が2018年に締結した「空家等・空き地の活用に関する地域づくり連携協定」第3条に基づき、連携協議会が上山市役所の会議室で開催されました。
参加者:
明海大学:周藤利一教授、小杉学准教授、藤木亮介准教授、石井大吾非常勤講師
ランドバンク:渡邊秀賢理事長(不動産学部OB)
上山市建設課:須貝課長、鏡主幹、鑓水副主幹、齋藤技師
議 題:
①インターンシップについて
②ゼミ合宿について
③先進事例視察について
連携協議会の様子
ゼミ合宿(フィールドワーク)を実施しました
2020年9月4日(金)~6日(日)
周藤教授が担当する2020年度不動産学研究(3年ゼミ)に参加している学生は、上山市の現状を把握・理解し、空き地・空き家対策や市街地の活性化、まちづくりについて自分たちで考え、提案することを目標として学修しています。前期の前半は全国の空き地・空き家問題の状況、国や地方自治体が実施している対策の内容、法制度の整備などを把握し、基本知識を習得しました。前期の後半は、2回にわたり渡邊理事長に来学してもらい、上山市の実情と市の対策、ランドバンクで展開してようとしている事業などについて学び、フィールドワークの準備を行いました。
以上の前期の成果を踏まえて2020年9月4日(金)~6日(日)にフィールドワークを実施しました。その内容は2021年3月に刊行された「明海大学不動産学部論集」に記載しています。ここでは、学生たちの活動の様子を紹介します。
9月4日(金)
上山市役所を訪問し、山本幸靖副市長にご挨拶した後、402会議室にて建設課副主幹鏡昌博氏から、上山市の空き地・空き家対策、駅東側開発について説明を受けました。
市役所で鏡副主幹(左端)から説明を受ける学生たち
市役所で鏡副主幹から説明を受ける学生たち
NPO法人かみのやまランドバンクの渡辺秀賢理事長(不動産学部第3期卒業生)の案内で、上山城周辺の市街地の状況を見学しました。
渡辺理事長の案内で現地見学中の学生たち(ワクワク広場)
9月5日(土)
NPO法人かみのやまランドバンクは、空き地を活用して芝生の広場を造成する事業を実施しています。
第一号は上の写真のワクワク広場です。
2020年度は、二番目の広場として八幡丁ワクワク広場の整備事業を実施しました。
学生たちは、この事業の一環として芝張り作業に参加しました。
芝生張り作業をする学生
完成した八幡丁ワクワク広場(奥に見えるのが蔵王山)
同日の午後は、渡辺秀賢理事長の案内で、学生たちの研究テーマの対象となる物件を見学しました。上山市内には地域の人々が利用する共同浴場(温泉)が5か所あり、地域で運営管理を行っていましたが、人口減少などに伴い、湯町共同浴場が数年前に廃止し、澤の湯共同浴場が2019年に運営停止しました。澤の湯共同浴場は鉄筋コンクリート2階建てで、1階が男湯と女湯の浴場、2階が台所と畳部屋2室の休憩スペースになっており、建物は雨漏りするものの、躯体としてはまだ使用可能な状態にあります。そこで、かみのやまランドバンクが建物を引き取り、温泉権を買収し、再生を図ることとなりました。学生たちは、この共同浴場の再生案を研究テーマの一つとして現地見学を行いました。
澤の湯共同浴場の2階を見学する学生
澤の湯共同浴場の1階
9月6日(日)
市内調査を実施し、古民家をリノベーションして市外から移住してきた渡部夫妻が経営する自然食レストラン厩戸(うまやど)を訪問しました。
古民家をリノベーションした自然食レストラン厩戸(うまやど)
かみのやまランドバンクの事務所にて
学生提案を提出しました
2021年3月2日(火)学生提案の報告
周藤教授が担当する不動産学研究(3年ゼミ)の学生たちが、1年間のゼミ活動の成果として、上山市の空き地・空き家の活用方策、まちづくりに関する自分たちの提案を取りまとめて、上山市役所とかみのやまランドバンクに提出しました。
今年度は新型コロナウィルス対策として、現地での発表会は中止しました。