博士(経済学)
略歴
2008年:公益財団法人日本住宅総合センター 研究員
2012年:上智大学大学院博士後期課程修了
2018年:公益財団法人日本住宅総合センター 上席主任研究員
2019年:明海大学に着任
専門分野
ミクロ経済学、都市経済学、住宅・土地問題
担当科目
ミクロ経済学、土地と住宅の経済学、計量経済学、都市と環境の経済学(都市の経済学)
研究テーマ
中古住宅流通市場の経済分析:日本の中古住宅市場は欧米に比べて低迷しているといわれています。経済学を使ってその原因を研究し、より合理的な市場を作るための政策提言を行っています。これまでの研究の結果、戦後から長く続けられてきた新築重視の住宅政策が意図せずに中古住宅市場を歪めていた可能性が高いことが分かってきました。
研究業績
・「J-REITの価格割り当て誤差に関する分析-補正関数によるリスク分析-」、『経営財務研究』、第36巻(1・2号)、16頁-46頁、2017.12.
・「既存住宅取引における建物価格査定と取引価格との関係」、『都市住宅学』、第99号、90頁-95頁、2017.10.
・Market transparency and international real estate investment, JOURNAL OF PROPERTY INVESTMENT & FINANCE, 37(5) , pp.503-518, 2019.8.
・A Field Experiment on Discrimination against Foreigners in the Rental Housing Market in Japan Examining the 23 Wards of Tokyo, Journal of the Japanese and International Economies 101273-101273 2023.6.
ほか
「不動産学研究」(ゼミ)講義内容・卒業論文
住宅・土地・不動産市場の問題について経済学を道具として調査・分析することを念頭に授業を進めたいと考えています。研究テーマは不動産関連の問題を前提に、学生の皆さんの興味・関心に基づいて決定していきます。
ゼミでの大きな目標は、現実の社会問題に対して、主観や情緒的な観点ではなく、客観的・論理的に物事を考え、発言できるようになることです。マスコミや為政者に踊らされることなく、自分の頭で考えて発言し、その発言に根拠と責任を持てるようになって欲しいと考えています。
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harano@meikai.ac.jp
学生へのひと言
大学生活の4年間は、考えているよりも短いです。働き始めると時間は本当にありません。就職後に後悔しないように、学生時代に様々な経験を沢山しておいてください。
ちなみに私は、バイトしてお金をためて、海外でバックパッカーをしたり、バイクに乗って日本一周したり、マラソン大会に出てみたりと色々なことをやってみました。大学の授業は、興味のあるものは徹底的にやりましたが、単位を落とした授業も沢山ありました。
つらい事があっても、それにどう向き合うかで人生は全く違うものになります。人生は一度きりなので、楽しむことを忘れずに前進してください。 (´▽`)/~~~