名倉 豪1年 名倉 豪

私が宅地建物取引士を知ったのは高校2年生の時でした。両親が不動産の仕事をしており、将来に向けて宅建の資格を持っておいたほうがよいと言われ、なら取ってみたいと思い自分なりに調べて知ったのがきっかけでした。

そして縁があり明海大学に入学しました。ガイダンスで先生方が「宅建に合格している人のほとんどはオープンカレッジを受けている」と聞き、私もすぐオープンカレッジに申し込みました。学校が始まってからの宅建の講義は主に、月曜日と土曜日の不動産取引演習と火水木金土のオープンカレッジでした。私は、オープンカレッジは火木と土曜のテストに行っていました。不動産学部は勉強する環境が整っており、先生方に丁寧に教えていただけるため、とても勉強がしやすく理解も早かったです。特にオープンカレッジは取引演習の予習という形で進むため、あらかじめ、わからないところがあればオープンカレッジの担当の先生に質問して解決し、その後取引演習で復習をするということができます。それにより、取引演習は進度が早いためあらかじめ理解をしていないと内容についていけないこともありますが、オープンカレッジを受けていればそういったことが起きにくくなります。そのため、これから宅建を受けるという人はオープンカレッジを受講することを是非おススメします。

そして夏休み前までで一通りの範囲が終わり、私は定期試験でも半分のボーダーをクリアしていました。夏休みに入り実家に帰った私は、だらけた生活を送り宅建の勉強をさぼっていました。8月下旬に明海大学で宅建のセミナーが行われ、そこに参加した私は驚愕しました。内容をかなり忘れており問題が全然解けませんでした。これはまずいと思い、とりあえずセミナー中に、何とか勘を取り戻そうと努力しました。しかし、後学期の初めのオープンカレッジの模擬テストでは22点とかなり下がっており、本気で焦り9月からは猛勉強しました。そこからだんだんと成績が上がり本番前の最後の模擬テストでは何とか30点は超えていました。しかし、結局前年度のボーダーの35点には一回も届きませんでした。不安をなくすため当日までひたすら自分で買った模擬テストや問題をやりこみました。そして試験が終わり自己採点をしてみるとなんと43点も取れていました。私は自分でも信じられませんでした。この体験から諦めずに最後までやり抜けば結果は出るのだと強く感じました。

最後にこれから受験する方へのアドバイスとして、私の実体験からの話ですが、先生にとにかく不安でも問題を解きなおすことはやめたほうがよいと言われました。しかし私は当日どうしても迷い戻って2問直してしまいました。結果両方とも変えなければ正解でした。ですので、皆さんも自分の最初の答えは信じてみてください。この体験記が少しでもこれからの受験する方の役に立てば幸いです。