角田智紀1年 角田 智紀

私が宅建士を知ったのは高校三年の時でした。当時、私は建築について学んでいましたが、父が不動産の仕事をしていたこともあり、もっと不動産について学びたいと思いその折に不動産資格の登竜門ともいえる宅建と日本で唯一の不動産学部であるこの明海大学を知り、この大学に入学しました。

宅建の勉強を本格的に始めたのは大学に入学してからです。月曜と土曜にある宅建の講義と火曜と木曜にあるオープンカレッジに毎週参加し、土曜日にある試験に備えて家では予習と復習を欠かさないようにしました。予習では、購入したテキストを読んだり、書いたりすることで内容に触れ、少しでも理解できるように努めました。復習では、主に過去問を用いることで学んだ内容を問題としてみたときにしっかり理解できるかということを確かめました。私はこの勉強法で毎週行われるテストや定期試験で高得点を採れていたので勉強法を変えずに夏休み前まで行いました。夏休みで私は合宿に参加しましたが、夏休みを夏合宿以外の時間ほとんど宅建の勉強を行うことなく終えてしまいました。その結果夏休み明け一度目のテストで50点満点のテストで30点を下回ってしまいました。これでは試験に落ちてしまうと思い、もう一度自分を奮い立たせて勉強に取り組みました。勉強法も見直し、過去問ではなく予想問題や模試の問題を中心に応用問題やひっかけ問題に対応できるように勉強を行いました。そうして本試験直前に数度行われる模擬テストで少しずつ点を上げ合格点を上回ることで自信をつけることができ、本試験でも余裕を持って取り組むことができました。

私が宅地建物取引士の試験に取り組んだ際、最も難しいと感じたのはモチベーションの維持です。私は4月から10月にかけて勉強しましたがずっと高いモチベーションが維持できたわけでもなく勉強を面倒くさいと感じる時もありました。それでも勉強を続けられたのは勉強と休みの比重のバランスを自分で調整したり、低い点を取ったときの危機感を思い出して取り組んだことにあります。自分なりのモチベーション維持を見つけることが宅建試験で重要なことだと感じました。

宅地建物取引士の資格は明海大学で不動産を学んでいくうえで非常に重要な資格です。取得することができれば次の資格へのステップアップ、単位の認定などのメリットがあり、社会に出る際もこの資格は大きく役に立ちます。私自身も次の目標ができたのでそれに向かって頑張りたいと思います。