博士(経営学)、不動産鑑定士、技術士(建設部門)

略歴

【学 歴】
1994年3月 東京理科大学理工学部土木工学科卒業
1996年3月 名古屋大学大学院工学研究科地圏環境工学専攻博士前期課程修了
2012年3月 筑波大学大学院ビジネス科学研究科企業科学専攻博士後期課程修了
【職 歴】
1996年4月 ~2001年8月 ㈱東海総合研究所(現 三菱UFJリサーチ&コンサルティング)調査研究部 研究員, 2001年9月(財)日本不動産研究所入所, 本社研究部 主席研究員を経て, 2014年4月より現職。
【受賞歴】
2010年 PPCバリ大会最優秀論文賞受賞
2010年 日本不動産鑑定士連合会論文奨励賞受賞
2011年 第46回東京都公園協会賞奨励賞受賞
2012年 第47回東京都公園協会賞奨励賞受賞
2018年 日本不動産学会賞論文賞受賞
2019年 日本不動産学会賞論文賞受賞
2021年 日本不動産学会賞論文賞受賞
2021年 都市住宅学会賞著作賞受賞

専門分野

不動産ファイナンス

担当科目

不動産金融論、不動産ファイナンス/不動産ファイナンス演習、不動産マーケティング・リサーチ技法(不動産学研究:ゼミ)、不動産投資特論(大学院博士前期課程)、不動産投資理論特講(大学院博士後期課程)

※不動産ファイナンス演習の紹介
「不動産データサイエンティストに告ぐ。割安物件を発掘せよ!~不動産ファイナンス演習」
https://www.lvnmatch.com/magazine/article/column/meikaidaigaku/6446/

※不動産マーケティング・リサーチ技法の紹介
「アクティブラーニングで学ぶ不動産学~建物の古さに何をイメージするのか~」
https://www.lvnmatch.com/magazine/article/column/meikaidaigaku/5764/

研究テーマ

「投資」「環境」「防災」の3つが研究テーマです。
「投資」:収益用不動産の価格形成要因と投資家の意識構造の関連性
「環境」:環境質の変化(公園緑地の整備等)が不動産価格に与える影響
「防災」:災害発生(建物倒壊等)の危険性が不動産価格に与える影響

研究業績

【主な著書】
共著『不動産学の新展開』日本評論社,2022年3月
共著『Frontiers of Real Estate Science in Japan』Springer Nature社,2021年2月
単著『共同住宅の経年減価メカニズム』日本評論社,2020年3月

【主な論文】
「マンションの管理費・修繕積立金に対する購入者意識と価格の関係性」
公益社団法人日本不動産学会『日本不動産学会誌』Vol.35,No.4,pp.97-104,2022年3月
「賃貸用共同住宅の維持管理の質と賃料水準の関係性」
公益社団法人日本不動産学会『日本不動産学会誌』Vol.34,No.2,pp.78-85,2020年9月
「賃貸用共同住宅の経年減価に対する居住者の意識構造に関する研究」
公益社団法人日本不動産学会『日本不動産学会誌』pp.127-134.2018年9月
「入居者の表明選好データを用いた賃貸用共同住宅のリフォーム後の賃料プレミアムに関する研究」公益社団法人日本不動産学会『日本不動産学会誌』pp.110-118.2017年12月
「ベイジアンモデルによる賃貸用共同住宅のリフォームに関する賃料プレミアムと賃料ディスカウントの比較分析」資産評価政策学会『資産評価政策学』第18巻2号(通巻35号)pp.21-28.2017年9月
「収益用不動産の担保価値、下落傾向強まる」金融ジャーナル社『月刊金融ジャーナル』pp.106-108.2017年1月
「賃貸用共同住宅のリフォームに対する入居者の賃料プレミアムに関する研究」住宅新報社『不動産鑑定』第53巻第8号通巻647号、pp.44-55.2016年8月
「共同住宅のリフォーム後における建築経過年数に関する単身居住者と不動産投資家の意識構造」資産評価政策学会『資産評価政策学』第16巻4号(通巻31号)、pp.17-22. 2016年3月
「不動産投資家の表明選好データを用いた共同住宅の経年減価要因に関する研究」
一般財団法人日本不動産研究所『季刊不動産研究』第57巻第4号、pp.52-64. 2015年10月
「東京都特別区における不動産投資需要と住宅需要に関する一考察~不動産投資家と単身居住者の表明選好データによる地域分析~」
資産評価政策学会『資産評価政策学』16巻1号(通巻28号)、pp.13-20. 2015年5月
「賃貸マンションの経年減価に対する単身居住者の意識構造」(社)日本不動産学会 第30回学術講演会論文集、pp.131-138. 2014年11月
「リザーブ・キャップ・レートと不動産投資家の意識構造~2020年のオリンピック開催と不動産投資のタイミングに関する一考察~」
一般財団法人日本不動産研究所『季刊不動産研究』第56巻第3号、pp.67-81. 2014年7月
「オフィスビルのリザーブ・キャップ・レートに関する研究」(社)日本不動産学会 第29回学術講演会論文集、pp.139-146. 2013年11月
「東京都心部の地震リスクがオフィスビルの価格形成に与える影響」(社)日本不動産学会『日本不動産学会誌』第26巻第1号、pp.133-142. 2012年6月
「受益者負担制度適用公園の受益と負担に関する実証的研究」(社)日本不動産学会『日本不動産学会25周年記念誌』pp.78-87.2011年8月
「不動産の価値形成における公園緑地の効果に関する考察-公園緑地への接近性とオフィスビルの不動産価値との関連性」(社)経営情報学会『経営情報学会誌』第20巻1号pp.1-22. 2011年6月

「不動産学研究」(ゼミ)講義内容・卒業論文

本ゼミでは、消費者行動論及び不動産評価論を基礎として、不動産の価格形成に与える影響について定性的・定量的に捉える手法について学びます。具体的には、まず受講生の共通の研究テーマを選定します。自分の考えや意見を集約するキーワードを大きな模造紙に記載しながら、受講生全員の興味関心を凝縮体現するキーワードを探り出し、当該キーワードを基に研究テーマ(本年は既存住宅流通をテーマ)を設定します(BS法、KJ法)。次に、研究テーマに即応する論文を収集し、当該論文の概要をA4用紙1枚程度にまとめ、順次ゼミで発表し、受講者全員でこれまでどのような研究がなされてきたのか、情報の共有化を図ります。当該情報は、テキストデータとして集約する方法(事例-コード・マトリックス)を用いて、受講者全員で意見を出し合いながら、一覧表に取りまとめます。さらに、消費者行動の仕組みを解き明かす手法(手段目的連鎖モデル、ラダリング)を用いて、研究テーマのもとに消費者の意識の仕組みについて考察します。そのうえで、SWOT分析や地価公示データ等の市場データをもとにヘドニック分析(後期「不動産ファイナンス演習」)を行いながら、不動産の価格形成要因に対する理解を深めることをめざします。

2023年度の小松ゼミの学生

2022年度の小松ゼミの学生

2021年度の小松ゼミの学生

2019年度の小松ゼミの学生

2019年度の小松ゼミの学生

小松ゼミ2019年度夏合宿(勝浦コテージ)

2018年度の小松ゼミの学生

2018年度小松ゼミの学生

小松ゼミ2018年度夏合宿(勝浦コテージ)

2017年度の小松ゼミの学生

2017年度小松ゼミの学生

小松ゼミ2017年度夏合宿(勝浦コテージ)

2016年度の小松ゼミの学生

2016年度の小松ゼミの学生

小松ゼミの2016年度夏合宿(勝浦コテージ)

image280820

 

教員の研究・ゼミ活動などについてはこちら

E-mail

hiro-komatsu@meikai.ac.jp

学生へのひと言

心理学者ウィリアム・ジェームズの言葉です。
「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。」
さあ、心を変えて、そして一緒に運命を変えよう!

ゼミ募集案内