不動産鑑定士実務修習生向けの中城康彦不動産学部長による恒例の建築の特別講義が実施されました。不動産鑑定士の多くは文系学部出身者で、建築について苦手意識を持っています。しかし、鑑定評価実務では高度な建築の知識が要請されており、この傾向は今後も変わらないと考えられます。講義では、不動産鑑定士として活動するために、外せない建築のポイントが多く示されました。当センターの教育方針は、単に資格取得の近道を目指すのではなく、変化に晒されている経済社会において、高度専門職業人として十分に活躍できる基礎力を獲得することに主眼を置いています。過去の修習生のなかには、この講義に触発され、鑑定士に加え、建築士の資格取得に向けて勉強を続けている方も多くおります。国際的にみても建物や設備の資産評価業務の重要性が増しつつあります。今後も本学の建学の精神である「国際未来社会で活躍しうる」高度専門職業人の育成に傾注してまいります。
中城康彦学部長による講義の様子