インターシップ体験記 神 友里恵さん

不動産学3年
神 友里恵
研修先:不動産業(鑑定評価部門) 

私は、M社の鑑定部というところのインターンシップに5日間参加させていただきました。私は不動産鑑定というものを詳しく知らず、また難しいというイメージがあったため、参加することが決まった時はとても不安でした。しかし、私はそもそもインターンシップに参加したことがなく就職活動への意識がまだ低かったし、企業で働く人々の雰囲気も知りたいと思っていたため、このインターンシップに 参加することは就職活動の第一歩だと思い参加することに決めました。

5日間の大まかな業務内容は、都内のとある更地を対象不動産とし、周りの比較対象地や環境条件等を踏まえながらその対象不動産の土地価格を出し、最終的に不動産鑑定評価書を作成して部署の皆さんの前で発表するというものでした。1日目は企業や部署、鑑定士についての説明を受け、2日目は現地に行って写真撮影、3〜5日目で評価書に記入していき、5日目の最後に発表という流れでした。鑑定の説明を受けたときはとても難しそうに感じ、やはり不安でした。しかし、担当してくださった方がとても優しく詳しく説明してくださり、現地調査や役所調査の仕方、細かい数字の説明など順々にたくさんのことを知ることができました。

鑑定のことを全く知らなかった私でも、少しずつ鑑定のことを知れているのを感じ、すごく嬉しかったです。また、講義などで聞いたことのあるワードがけっこう使われていて、実際に使ってみた方が理解が深まることが分かりました。最終的に不動産鑑定評価書を完成させられた時は、達成感でいっぱいでした。部署の皆さんの前で発表するときは、今まで経験したことのない緊張感でいっぱいでしたが、二度とない貴重な経験だと思い、全力で取り組むことができました。また、評価書を作成する合間に、部署の方や部署外の方からたくさんのお話を聞くことができました。特に私が興味のある建築士の資格を持っている方からお話を聞いたときは、建築士の厳しさや楽しさ、やりがいなど、たくさんのことを聞くことができて自分の将来を見つめ直す良い機会となりました。この5日間で体験できたことは、このインターンシップに参加しなければ絶対に経験できなかったことだし、自分の就職活動への視野も広められたと思っています。

最後に、この5日間で強く思ったことは就職する上で仕事内容も重要ですが、一番大事なのは人間関係だと感じました。最初に部署に行ったときは人事の方の雰囲気と打って変わって、年齢層が高く落ち着いた雰囲気があり、私のような人間が馴染めるか不安でした。しかし、担当の方だけでなく部署の皆さんが空いた時間にやさしく声をかけてくださったり、ランチに連れて行ってくださって、鑑定部のインターンシップに参加できてとても良かったと感じています。本格的に就職活動する際も、実際に足を運んで現場の方の雰囲気を感じ取り、自分に合った会社を見つけたいと感じました。いずれにせよ、5日間のインターンシップに参加して本当に良かったです。

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