2024年度 明海大学 不動産学部 学生取組成果報告集
43/168

– 39 –・公募占用手続き・警察署長と協議・占用許可書を受理公募により選出し、歩道には収益性を求めた使い方ができる。・市町村と協議・公安委員会の意見を聞く道路を指定した旨の公示道路を指定した旨の公示ボランティア申請承認木更津市はボランティア団体を募集するにあたり広報活動を行う。・木更津駅までの導線として使用されていた富士見通りにほこみち制度をかけることで歩行者優先の道路と変化することが期待できる。・占用事業者が決まるまでの間、占用物件を地域に解放することで導線から滞留する富士見通りへと変化することが期待できる。・植栽管理を民間に任せることで地域のコミュニティが形成される占有物件の利用により富士見通りがコミュニティ形成の場となる。現在の富士見通りは商業地としての需要よりも居住地としての需要が高いことが窺えた。そのため居住需要をさらに高めることで富士見通り周辺の居住人口を増やし、計画対象地に人を流入させ、回遊性の向上、新規出展や起業の促進を図るための計画。・電線の地中化・アーケードの撤去□□月〜□月・歩道整備歩行者利便増進道路歩行者が安全に快適に移動できる道路空間を整備することを目的とした道路のこと。利便増進誘導地区歩行者利便増進道路に指定された道路の歩道内に設けられる区域で、歩行者の利便増進を図る空間。占用料の算定事業者は占用にかかる占用料を支払う必要があるが、その占用料については地方自治体で適正な金額を定めるものとされている。また、占用地の適正な管理、保全を事業者が行うことで占用料を90%減額できるとされている。しかし、今回の提案では木更津市が占用物件を設置しているため、費用回収を行うことが重要になってくる。そのため、上記の減額については適用せずに、木更津市で減額の割合について、占用物件の設置にかかる費用を考慮した上で減額割合及び占用料の算定を行う必要がある。概要木更津市は富士見通りに存在する植栽帯やプランターの管理を民間のボランティア団体に委託をする。その際に木更津市は管理の自由度を広く持たせることで、ボランティア団体が自由に植物を育てることができるようにする。そうすることでボランティア団体に対して自身の庭に近い価値観を持たせ継続的な管理を行わせる。また、ランニングコストについてはボランティア団体が原則自己負担とする。【都市機能誘導地区】対象エリアは拠点集積型施設を誘導するための利便増進誘導地区を指定利便増進誘導地区を指定ボランティア・ロードは、地域住民、地元自治体及び道路管理者が協力して、道路の美化清掃活動を行い、地域住民共有の生活空間である道路への愛着心を深めるとともに、道路利用者のマナー向上を啓発することを目的としていす。占用開始占用開始問題点期待される効果□□□月〜□□月□□□月〜【パークベイプロジェクト】【実施計画】対象エリアはマンション等の居住用建物の誘致を促しているエリアに指定されている。また、富士見通りは防災、減災の対策にも取り組んでいる。地区として位置付けられており、コンパクトシティとしての機能を果たすための地区として位置付けられている。問題点③・警察署長と協議・公安委員会の意見を聞く(改築する場合)誘導地区を指定した旨の公示誘導地区を指定した旨の公示敷地の占用の許可を与える場合は占用物件については占用許可を受けた事業者が自ら設置することになる。現在の富士見通りは商業地としての需要が低く占用したい事業者が集まらない可能性が出てくる。占用物件を木更津市が設置をすることで、事業者は占用物件にかかる初期投資費用を浮かすことができ、参入障壁を低くすることができる。また、占用物件の設置後は占用したい事業者が決まるまで、一般に解放することで地元住民の滞留を期待することができる。活動内容・ボランティア富士見通りの植栽の維持・管理植栽帯やプランターに植物の苗や種を植える植えた植物の管理木更津市に対して活動報告・木更津市ボランティアに対して助言将来的には、居住人口増加に伴い拡大する商業需要を獲得することができる。木更津市の方向性【木更津市立地適性化計画】【居住誘導地区】景観や安全性を高めるのであり所有形態や管理形態に問題のある店舗をどうにかできるわけではない提案内容ほこみち制度歩道にカフェやベンチを置いて滞留する空間を創出するための制度。事業者をほこみち制度α歩行者利便増進道路を指定改 歩行者利便増進道路を指定敷地の占用を許可占用物件の占用を許可ボランティア・ロードα期待される効果住みよい環境の形成地域コミュニティの形成【中心市街地活性化基本計画】ボランティア・ロード敷地の占用を許可占用物件の占用を許可

元のページ  ../index.html#43

このブックを見る