2024年度 明海大学 不動産学部 学生取組成果報告集
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– 38 –中心市街地範囲パークPFI指定管理者制度景観の維持管理提案目的:木更津駅西口の「顔」となっていた富士見通りは街の新陳代謝が行われず、高齢化が進んでいる。高齢化に伴い、賑わっていた富士見通り商店街は閑散とし、寂れた商店街とパークベイプロジェクトをかけ、富士見通りには現在、1億4千万円を投じ富士も通りの「再興」を計画している。しかし、そのプロジェクトには問題意識の「ズレ」があると考え、新しい富士見通りの提案をすることが良いと考えたため、富士見通りに人を滞留させる仕組み富士見通りを核とした地域活性化のためのエリアマネイジメントの提案を行う。提案目的:木更津駅西口の「顔」となっていた富士見通りは街の新陳代謝が行われず、高齢化が進んでいる。高齢化に伴い、賑わっていた富士見通り商店街は閑散とし、寂れた商店街となっており、木更津市は富士見通り及びみなとまちエリアにパークベイプロジェクトをかけ、富士見通りには現在、1億4千万円を投じ富士も通りの「再興」を計画している。しかし、そのプロジェクトには問題意識の「ズレ」があると考え、新しい富士見通りの提案をすることが良いと考えたため、富士見通りを核とした地域活性化のためのエリアマネイジメントの提案を行う。ウォーカブルシティなっており、木更津市は富士見通り及びみなとまちエリアに市全体の事業所数(青グラフ)の増減はほぼ横ばいであるのに対して、中心市街地の事業所数(赤グラフ)は減少傾向にある。問題点①問題点②富士見通り中間発表では、駅までの導線として使用されることが多い富士見通りを、滞留する空間にするべく、富士見通りの親水公園化の提案をした。そして、それにかかる仕組みとしてパークPFIと指定管理者制度を併せた提案をした。この提案をすることで富士見通りの新しい商業地としての需要だけではなく、居住需要を新たに見出すことができる提案にまとめた。しかし、この提案には巨額の費用と時間がかかってしまう。また木更津市はほこみち制度の活用を検討していることがわかり提案内容を変更することにした。提案対象地:木更津駅西口 富士見通り及びその周辺エリア提案目的:木更津駅西口の「顔」となっていた富士見通りは街の新陳代謝が行われず、高齢化が進んでいる。高齢化に伴い、賑わっていた富士見通り商店街は閑散とし、寂れた商店街となっている。この対策として、市は富士見通り及びみなとまちエリアを対象としてパークベイプロジェクトを計画した。このプロジェクトに伴い現在富士見通りには1億4千万円が投じられ歩道の整備が行われている。しかし、このプロジェクトには問題意識の「ズレ」がある。そこで本提案では、富士見通り商店街を活性化させるための新たな計画を示す。同じ中心市街地でも西口と東口とでは人口増減の傾向が異なる。東口(黄グラフ)はほぼ横ばいに対して西口(青グラフ)は減少傾向にある。フェリズ木更津中心市街地は空洞化が進んでおり、駅西口はその傾向が強く出ている【木更津市の事業所の増減】居住地としての需要が高く、商業地としての需要は低い〜道路としての導線から人が滞留する憩いの場所へ〜親水公園居住誘導地区としての役割を持たせる市全体の人口はアクアライン開通に伴い増加しているが、中心市街地は反対に減少している。つまり、転居者は郊外を居住エリアとしていることがわかる。中間発表までの方向性提案対象地の概要と目的木更津市の現状【中心市街地の人口の増減】中心市街地の事業所数は減少している【木更津駅西口側□東口側別の人口の増減】所在地千葉県木更津市中央1-3-11築年数築18年建物構造RC造地上14階総戸数96戸(空室率0%)【中心市街地の事業所の増減】商業地としての需要居住地としての需要51210064小菅佳指導教員 藤木亮介ほこみち制度の活用を前提とした富士見通りのエリアマネジメントの提案<

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