2024年度 明海大学 不動産学部 学生取組成果報告集
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①②③– 34 –98横軸:時刻101112131415161718192021駐車場利用者数駐車場料金の設定:例2024/9/15 19:00~20:00頃駐車場料金×移動コストの増加×周辺住民の事故率増×利便性低下による地価影響約1.5km約850m渋滞の発生(外部不経済)駐車場料金の設定約500m駐車場価格の例:回転~17:59無料18:00~閉店1000円(駐車場利用者)18時になると1000円かかるから早く帰ろうか交通量の調整指指導導教教員員::原原野野 啓啓藤藤木木亮亮介介作作成成::5511221100003366大大橋橋伊伊織織1.背景・目的2-2.混雑状況の整理(下道)3.渋滞緩和策(駐車場料金の設定)の提案今回、交通渋滞を経済学の知見に基づき緩和策を提案していく。その中で、渋滞を外部不経済として捉え、(補論に解説あり)【駐車場料金の設定】を行う。対象は付近のアウトレット等の大型商業施設を想定している。料金は段階的料金制度を活用し、利用者の多い時間帯に額を上昇させ調整を図る。2024年度不動産卒業演習-木更津プロジェクト背景木更津市と都心を繋ぐ高速道路アクアライン。数回の料金引き下げを経て利用者は増加傾向にある。この利用者増加はアクアラインICのある金田中島地区周辺の周辺住民の行動を制限していた。目的【交通渋滞の緩和】を目標とした策の提案。そして、その渋滞緩和策を実現するには、市の環境に不足がある。その為、前提となる枠組みである【コミュニティビジネスの応用】の提案を行う。金田中島地区の所在→近辺には三井アウトレットパークや各種大型商業施設が立ち並ぶ。下道の方では実際に現地の方に金田地区交流センター「きさてらす」でヒアリングを行い、更にドローンによる空撮で渋滞量等を調査した。ヒアリングでは、周辺住民の実際の声を聴いた所以下のような意見が現れた「休日は外出をしない。」「休日14~15時以降は家を出ないようにしている。」「平日でも時間帯によって混雑している。」渋滞調査では、アウトレットの閉店時間が近づくと車両数が大幅に増加し、右図のような状況になっていた。アクアラインの社会実験の効力は下道に大きな影響をもたらしておらず、下道用に何か影響を与える策が必要であるという結論に至った。駐車場料金の設定の効果イメージ2-1.混雑状況の整理(アクアライン)アクアラインでは先述の通り料金変動制を実施している。(下図参照)この社会実験は利用者の分散を図る取り組みで、800円の時間帯に分散しているものの、年々効果が薄れているとの報告がある。各所の許可を取得し、ドローンで空撮した。写真の見て取れる情報から渋滞地図を作成アクアライン料金変動制→行政等によって始動した「東京湾アクアライン交通円滑化対策検討会」が主導となって実施されており、検証の報告や対策が検討されている。~~金金田田中中島島地地区区ににおおけけるる渋渋滞滞緩緩和和策策のの提提案案とと実実現現にに向向けけたた枠枠組組みみ作作りりのの提提案案~~

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