2024年度 明海大学 不動産学部 学生取組成果報告集
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– 22 –喜多見 洋臣3.間取り分析3.1 モジュールの読取りモジュールは、浴室やトイレをもとに、910㎜モジュールに当てはめて床面積を考えた。3.2開口部・建具の読み取り玄関の位置、2階の窓、西側の窓の位置は確認することが出来た。見えない室内の建具は、予測して、設置した。基本は、片開き戸にし、1階のキッチンと洗面室をつなぐ通路は、引き込み戸にし、動線を遮ることなく移動ができるようにした。3.3間取りの特徴リビングは、室内で一番大きい部屋となっている。階段の位置は、玄関からリビングを通らず2階に上がれるため、コミュニケーションの場が少なくなってしまう。2階洋室には、物入が2か所あり、表記は無いが、将来的に2つの部屋に分かれて使用することもできる。4.まとめ本対象不動産は、2方向建物の距離が近く、採光が取りにくい建物だと感じた。立地は、洪水の影響を少し受けるくらいで、災害、水害共に影響を受けにくい立地となっている。室内は、3LDKで、1階の半分を占める、リビングがとても魅力的なエリアで、2階は洋室を3室設けて、それぞれのプライベート空間も守られていると感じた。35年コストでは、持ち家の方が、コストを抑えられることが分かったが、今後の、不動産市場によっては、変わる可能性があると考える。参考文献一覧1.貝塚市HP https://www.city.kaizuka.lg.jp/2.大阪府地図情報提供サービスhttps://www11.cals.pref.osaka.jp/ajaxspatial/ajax/ 2024年12月19日閲覧3.貝塚市WEB版ハザードマップ4.貝塚市HP 貝塚市開発指導要綱 https://www.city.kaizuka.lg.jp/material/files/2024年12月19日閲覧group/3/04883613.pdf https://www.city.kaizuka.lg.jp/section/hazardmap/map.2024年12月19日閲覧 html?lay=saigai_01 2024年12月19日閲覧18 2項道路に接する1軒家1.対象不動産の概要1.1 立地今回の、対象不動産は、大阪府貝塚市澤にある、3LDKの建物。東側に約4mの私道があり、第42条第2項道路に接面している。1.2 土地の利用規制について対象建物は、市街化区域内にあり、接道は、第42条第2項道路になっている。1.3建物について構造・階数:木造合金メッキ銅板ぶき2階建て    面積:1階・48㎡       2階・52㎡   築年数:5年1.4権利関係について土地、建物ともに明海太郎が登記している。土地には、一般社団法人日本労働者信用基金協会が抵当権を設定している。2.コスト分析2.1 コスト算出の仮定条件対象不動産の近隣地域から比準価格求め、土地価格と建物価格を求める。物件の賃料は、大阪府貝塚市の3LDKの推定賃料を調べ、16.52万円で考える。2.2 35年コストの検討対象不動産の、持ち家の場合と賃貸の場合の35年コストを考える。2.2.1持ち家の場合 メリット・デメリット持ち家の場合では、賃貸に比べ、35年コストの合計は、低い。メリットとしては、自由度が高く、理想の住まいが作成できる。デメリットは、その分お金がかかる。住居費や、メンテナンス費などを負担することとなる。2.2.2賃貸の場合 メリット・デメリット賃貸の場合、持ち家に比べ、35年コストの合計は、高い。メリットは、お金のコントロールしやすく、住居費を合わせやすい。デメリットは、自由度が低く、間取りなどは決まっている。家賃の支払いは一生続く。2.3結論私は、持ち家にしたほうが、良いと考える。自由に間取りを考えられ、理想の住まいに住んだほうが良いと感じた。そのようなことから、経済面でも抑えることが出来る、持ち家の方が良いと考える。

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