– 15 –宮原 優太郎相笠 永遠畑中 葵写真1 研究発表会諏訪 主馬 柳澤 秀磨 根本 成 時田 拓弥 辰己 誠也 荒井 夏芽 1.活動の目標・ゼミのモットー:不動産の付加価値を高め、社会を豊かにする。そのご褒美として自分の人生も豊かなものとする。裁判所で行う競売は、裁判所によって強制的に売却されることで、売買価格は一般市場価格より格段に安いという点で、投資対象としても魅力が高い。この意味で、競売物件は投資分析を学ぶ資料としてもってこいの資料でもある。また、裁判所による強制売却なので一般市場ではあまり出回らない特殊な物件を含む幅広い物件について勉強する機会がある。競売物件の適正入札価格の判断には、法律、経済、経営、都市計画、建築などの分野を網羅した総合的な検討が必要である。その上で、最後の占有解除時には生身の人間とぶつかり合いながら退去交渉を進めていかなければならない点で、競売は、正に不動産分野の総合格闘技と言える。本ゼミでは、このような難関不動産に関する調査・分析をゼミ形式で一緒に検討・議論することで、不動産学部学生として知識や素養を高め、ゼミ参加者の将来を豊かなものにすることを目標とする。2.研究発表会スケジュールと成果本ゼミでは各学生が関心ある物件について自分の入札価格を提示し、改札後の落札価格との比較・分析の検証という擬似体験を行うことで不動産に対する実践的知識を身に付かせようとしている。そのため、前学期1回、後学期2回の研究発表会を実施し、自分が選んだ物件の入札価格と改札後の落札価格との比較・分析を行っている。右の写真は、発表会の様子を撮ったモノである。このように、自ら興味ある物件を選び、自分の入札価格を提示し、改札後の落札価格との比較・分析を行う。そのうえ、研究発表会を体験することは、不動産学を学ぶ学生としての素養を高めることはもちろん、高度で広範な専門知識や実践力を修得することにつながり、本ゼミの学生たちが、本学部が目指す不動産業界で活躍しうる不動産のスペシャリストの一人になると確信する。飯塚 康樹 千吉良 涼介 岡田 朝 表明榮ゼミ:不動産学の総合格闘技を学ぼう
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