2024年度 明海大学 不動産学部 学生取組成果報告集
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– 146 –12345建物の耐震調査旧⾦⽥公⺠館にはきさてらすと違う機能を持たせる⽊更津市⾦⽥地域交流センター(きさてらす)新コワーキングスペースの導⼊1961年市⺠を明るく照らし、語り合える憩いの場になりますようにという願いが込められている。1988年2006年2016年地区周辺の主な出来事1997年アクアライン開通2012年⽊更津アウトレット開業2014年イオンモール⽊更津開業●アクアラインの開通により⾞の交通量が増える→中島地区は通過交通が⾮常に多くなった。⼤型商業施設の開業により、⼈の出⼊りは増加し、住⺠も明らかに増加傾向にある。●⽅法:⽬視●基準:明らかに1981年より前→⾚⾊1981年前後→⻩⾊近年の建物→⻘⾊中島地区はほぼ⾚⾊に染まっている。→旧耐震が多く、住⼈も⾼齢者。→⼤地震で崩壊の恐れがある。周辺の⾦⽥地区はほとんどが⻘⾊。→再開発が⾏われ、新しい建物、新しい住⼈(若者)が増えている。中島地区は取り残された地区①防災建物⾃体の耐震強度は⾮常に⾼いため、防災の役割を担うことが可能である。また、上記耐震調査から分かる通り、災害により崩壊する恐れが多い、旧耐震の建物で溢れているため、避難所として活⽤することを提案する。②コミュニティ中島地区は⾼齢者が多いため、わざわざ家の外に出る⽬的を作らなくてはならない。そこで提案するものが岩盤浴である。銭湯やサウナ、岩盤浴は昔から年代を問わず好まれてきた。岩盤浴が楽しめる施設にすることで、⾼齢者を中⼼としたゆるいコミュニティの誘発を期待する。また、多世代交流を促すためにまんが広場を設け、周辺の⼦育て世代との地域交流を促進させる。●位置●敷地⾯積●築年数●建物●延べ床⾯積534.7㎡千葉県⽊更津市中島1985722.4㎡48年RC造2階建て2019年、⾦⽥地区に公⺠館の役割を担う地域交流センター(きさてらす)が作られたことにより、廃墟になった。▲旧耐震(⾚⾊)▲1981年後(⻩⾊)▲新耐震(⻘⾊)●⽊更津市⾦⽥東6丁⽬●2019年4⽉1⽇オープン●⽬的:市⺠の⾃主的な活動の場を提供することにより、市⺠相互の交流の促進及び地域コミュニティの活性化を図るため。●主な機能:・⽊更津市の歴史や⽂化の魅⼒の発信・継承の拠点・災害に備えた避難所としての機能・市役所の出張所としての機能・市役所の憩いの場としての各教室やイベント、レンタサイクルなど2013年より、社会⼈や学⽣等だれでもテレワークなどの仕事や勉強で利⽤できるコワーキングスペースがオープンした。他業種・他世代の新たなコミュニティを構築する⽬的がある。提案の⽅向性旧⾦⽥公⺠館の概要きさてらすについて都市計画の年代別変化周辺状況51220160細杉れいみ指導教員藤⽊亮介旧⾦⽥公⺠館リノベーション提案

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