2024年度不動産学部年報
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― 4 ―著  者 西村愛タイトル 複合的効果を目指した環境配慮型まちづくりのアプローチについて媒  体 一般財団法人…不動産適正取引推進機構 RETIO.…NO.136,…2025年冬号2025年1月発行要  約 フランスでは、従前から存在していた地域課題への対応の中で、より環境にやさしい手段を選択する、というアプローチを通じて、地球環境問題への対応と地域課題への対応を同時に成し遂げてきたことを示した。つまり、複合的な効果を企図しながら環境配慮型まちづくりが進められてきたことを意味しており、本稿では、欧州のまちづくりの流れを汲むフランスを事例として、地球環境問題への対応としての「環境配慮型まちづくり」がどのように進められてきているのかを明らかにした。著  者 原野啓、尹笙安タイトル 狭隘道路による空間的外部費用に関する推定媒  体 第38回…応用地域学会研究発表大会 ,…2024.12要  約 中古住宅価格は様々な要因によって説明されるが、築年数が古い住宅は密集市街地のような必ずしも区画整理がなされていない住宅地、すなわち狭隘道路が多いエリアに建設されることが多い。こうした住宅の価格は、築年数の経過と狭隘道路の両方が影響していることになるが、それらを明示的に分離することは従来の研究では行われていない。そこで、本研究では、これらを明示的に分離して住宅価格への影響を分析し、より正確に狭隘道路の存在が住宅価格におよぼす影響を分析するものである。著  者 小杉学タイトル 区分所有法改正と郊外団地型マンションの再生媒  体 市街地再開発2024年11月号…第655号…公益社団法人…全国市街地再開発協会 ,…pp.43-51,…2024.11要  約 区分所有法改正の検討状況も踏まえて「建物の再生」による今後の郊外団地再生の実現可能性と持続可能性、そして望ましい郊外団地再生のあり方について検討を行った。

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