2024年度不動産学部年報
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― 2 ―著  者 原野啓タイトル 韓国(ソウル市)における不動産市場の分析―築年数の経過が住宅価格におよぼす影響について―媒  体 明海大学『明海大学…不動産学部論集』,…2025.3要  約 日本では、築年数の経過による住宅価格の下落幅は非常に大きいと言われている。しかし、他の国ではどのような価格推移をしているかは明らかではない。本研究では、同一のセミパラメトリック手法をにより、築年数の経過と価格推移の関係を推計し、両者の比較を行うことで日本の住宅価格推移を客観的に把握することを実施した。著  者 前島彩子タイトル 戸建住宅の液状化復旧工事に関する調査研究 その2:住人アンケートに基づく液状化復旧工事の実態と課題媒  体 明海大学不動産学部論集37号 ,…pp.47-59要  約 東日本大震災で液状化被害を受けた浦安市において、被害レベルの異なる2つの住宅地の住民を対象にアンケート調査を実施し、(1)… 住民が選択した液状化復旧工法と被害レベルの関係を明らかにした。(2)… 液状化復旧工事の満足度とその理由をクロス集計した。これをもとに、住民がどのように液状化復旧工事を選択し、評価したかの実態を明らかにした。(3)… 住民へのアンケート調査で明らかになった、液状化復旧工事業者を選択する際の判断材料となる情報の不足や、補助金に関する問題意識に対して、自治体や業界団体へのヒアリングを実施した。その上で、参考にすべき情報の有無や残された課題について議論した。

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