2024年度不動産学部年報
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― 32 ―研 究 者小杉学研究題目区分所有マンションの「高経年期管理システム」の開発助成機関日本学術振興会 科学研究費 一般C研究期間2019-2024研究課題の高経年マンションの終末までの健全な建物維持管理を実現し、確実に終末を迎え概要るための「高経年期管理システム」を開発に向けて、1.…マンションの仮終末設定、2.…区分所有権の集約、3.…マンション管理士の生涯的活用、4.…管理組合と管理会社の良好な関係性の持続、5.… 高経年団地型マンションの再生方策、6.… 建替えが困難なマンションを適切に終了させる方策、以上の検討を行い一定の知見を得た。研 究 者斎藤千尋研究題目基盤地図情報を活用した地区レベルの都市空間要素の配置シミュレーション手法の構築助成機関日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C)研究期間2019-2022(延長2023-2025)研究課題の本研究は、「まちなみの予報システム」を目指す技術提案を行うものである。国土概要地理院により公開されている基盤地図情報を用いて、建物の配置・形状、植栽の配置・庭の広がりの予測システムを提案する。このモデルを基本モデルとして、建物の三次元データを用いることで建物の高さを考慮した予測モデル、地形、都市計画情報、地下情報を考慮することで、地区の性格に応じた予測モデルを得る。これらの結果を総合することで、確率的に現れる街区・地区レベルの市街地像を描くことができるようになる、この不確実さを伴う市街地像、一般にわかりやすく表現する手法を加えることでまちなみの予報システムのプロトタイプを提案する。4 共同研究・競争的資金等の研究課題

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