2024年度不動産学部年報
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― 17 ―上地聡子複数の資料から見えてきた「チャイナ部隊」1946年後半から1949年まで沖縄に駐留して米軍の余剰物資を運び出していた中華民国の憲兵と労働者、いわゆる「チャイナ部隊」の研究の経緯と成果について高校生向けに紹介した。米軍の「在外余剰処分に関する議会への報告… 1946年10月」に付載されている米華協定を取り上げ、地元の聞き取りから研究が始まった経緯、チャイナ部隊と住民の関係、駐留した中華民国憲兵のインタビュー、余剰物資処分という戦後政策の中への位置づけなどを記し、身近な年長者の証言もまた歴史資料となりうる点を指摘した。2.著書著  者タイトル出版社(出版年) 大月書店(2024.1.25)要  約

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