2024年度不動産学部年報
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― 15 ―中城康彦教養としての「不動産」大全全542頁の書籍を単著で発行した。経済・法律・工学・経営の観点を総合する不動産学について社会人が身に付けておくべき知識と論点を整理した。類書が少ないことからアマゾン出版では一時いくつかの分野でベストセラーとなった。田中嵩二、山本卓(監修)投資不動産販売員資格公式テキスト(2025年版)投資不動産販売員資格取得のためのテキストである。投資不動産の会計、財務、鑑定評価について担当した。上地聡子屋良朝陳の沖縄構想が示す価値の反転と「へこたれなさ」沖縄出身の社会活動家である屋良朝陳が1946年と1947年に公表した小文「琉球人の立場」(冊子『大琉球』第2号)と戯曲「巴旗乃曙」を分析し、彼の沖縄の将来構想を分析した。前者は「日本復帰」の希望を表明しながらも、復帰にあたって条件をつけ、それが叶わない場合は独立、という重曹的な意見の構造を示しており、後者は、スイスを引き合いに東アジアの「永世中立国」という構想を示しながらも、その実現を遠い未来に掲げる内容であった。また後者は清国側(守旧派)と日本明治政府側(革新派)の2つの立場を、それぞれ微妙なバランスを持って描いている点も特徴的であった。2.著書著  者タイトル出版社(出版年) 日本実業出版社(2025.3)要  約著  者タイトル出版社(出版年) ken 不動産研究(2025)要  約著  者タイトル出版社(出版年) インパクト出版会(2024.10.31)要  約2 著書

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