2024年度不動産学部年報
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― 8 ―著  者 小松広明タイトル 「高層マンション居住者のコミュニティに対する認識がウェルビーイングの形成に与える影響…」媒  体 日本建築学会大会学術講演梗概集(関東),…pp.15-16.要  約 本研究では、核家族化の進展に伴い、マンション内のコミュニティ形成において、「夫婦と子」の家族形態において、マンション内の居住者との良い人間関係の形成、日頃からのコミュニケーションに対する認識が高い状況にあることを示した。当該認識のうち、日頃からのコミュニケーションは、エウダイモニアの形成に対して正の影響を与えている。また、居住者の当該認識形成の基礎として、いずれにも居住者の維持管理の良好さ認識が正に作用していることが示された。著  者 橋本真一、藤木亮介タイトル 建築計画とマンション給排水設備改修との関連性に関する一考察媒  体 日本建築学会2024年度大会(関東)学術講演梗概集 ,…pp.131-132,…2024.07要  約 本稿では今後増大する給排水設備改修工事について、建築付帯工事の実施傾向や費用的位置づけを確認した。そのうえで、新築設計時に将来の設備改修工事費を踏まえた検討を十分にしておくことは、LCC(ライフサイクルコスト)の低減に大きく寄与するため、ストック市場における消費者にとっては付加価値の高い評価に結びつくとした。著  者 藤木亮介タイトル 超長期修繕計画を活用したマンションの一棟再生に関する資金計画の検討 マンションの一棟再生実施手法の開発 その3媒  体 日本建築学会2024年度大会(関東)学術講演梗概集 ,…pp.133-134,…2024.07要  約 本稿では一棟再生に取り組んでいる A マンションの超長期修繕計を作成し、一棟再生の資金計画に関する課題を整理した。一棟再生では高額な借入を見込むことになる。したがって、一棟再生の資金計画については、工事に向けた資金計画だけでなく、工事後の返済を踏まえた資金計画も重要になる。

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