2024年度不動産学部年報
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― 7 ―著  者 金東煥タイトル 東京23区戸建住宅の価格形成要因分析:ヘドニックアプローチモデルと回帰ツリーモデルを中心に媒  体 明海大学不動産学部論文集 ,…2024.9,…Vol.36-2,…pp.1-14要  約 本研究では、東京23区の新築戸建住宅の取引価格データに基づいて、不動産価格と当該価格に影響を与える属性の影響を定量化するヘドニックアプローチモデルを用いて、東京23区の戸建住宅の価格形成要因を分析した。分析データは、首都圏の戸建住宅の取引データに特化している民間企業からのデータ提供に基づく。分析の結果、東京23区の戸建住宅は、建物面積、部屋数、道路幅員、接道種類、接道方向、取引時点などの要因が取引価格(単価)に対して正の影響を与えて、土地面積、最寄り駅までの徒歩距離、広告公開日数が取引価格(単価)に対して負の影響を与えることが確認できた。また、回帰ツリーモデルを用いて、物件の所在地域が23区戸建住宅に大きく影響を与えることが示唆された。著  者 前島彩子タイトル 非専門工事業者によるリフォームに関する実験的研究2:OA フロア化による温熱環境への影響媒  体 明海大学不動産学部論集 ,…36号 ,…pp.15-23要  約 その1のレポートでは、温熱環境の改善を期待して実施した OA フロア改修工事における作業時間・施工労務単価の計測と、計画から施工までの過程における学習機会について紹介した。本報告(その2)では、改修工事の効果を検証するため、工事を実施した部屋の温熱環境を測定した結果を報告した。1.研究論文・研究ノート・論説・研究発表等

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