博士(学術)

略歴

【学 歴】
1997年3月 明治大学理工学部建築学科卒業
2001年3月 千葉大学大学院自然科学研究科博士前期課程修了
2005年3月 千葉大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了
【職 歴】
2005年4月 愛知産業大学造形学部建築学科 専任講師
2012年4月 東北工業大学ライフデザイン学部 准教授
2016年4月 明海大学不動産学部 准教授
【受賞歴】
2005年 日本マンション学会 研究奨励賞
2005年 明舞団地マンション再生アイディアコンペ・建替部門最優秀賞(共同受賞)
2013年 こども環境学会 こども環境論文・著作賞(共同受賞)
2015年 日本マンション学会 共同研究賞(共同受賞)

専門分野

都市計画、まちづくり、マンション管理

担当科目

都市計画の基礎、都市計画、集合住宅管理論、不動産管理演習

研究テーマ

・マンションの建替え・再生
・マンション管理組合の持続可能な運営
・空き家問題
・地方都市の再活性化

研究業績

【著書】
『被災マンションの建物取壊しと敷地売却マニュアル』(2021年、共著、民事法研究会)
『模型づくりからはじめる建築製図の基礎』(2016年、単著、彰国社)
『マンションをふるさとにしたユーコート物語』(2012年、分担執筆、昭和堂)
『事例で読む 現代集合住宅のデザイン』(2004年、分担執筆、彰国社)

【論文・論考】
『持続可能な団地再生』(2023年、単著、マンション学75号)
『NPOかみのやまランドバンクによるエリアマネジメント ランドバンクランドバンク事業による
 地方都市再生に関する研究 その2』(2023年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『管理組合と管理会社の理想的な関係を探る』(2023年、単著、建築とまちづくり3月号)
『マンション管理士の活用に関する問題整理』(2022年、単著、マンション学71号)
『産学官連携によるランドバンクを通じた地方都市再生に関する実証研究』
(2022年、共著、Urban Study Vol.70)
『意思を持つ共同体と住環境』(2021年、単著、都市科学事典、春風社)
『山形県上山市における空き家・遊休不動産活用事業 ランドバンク事業による地方都市再生に関する
 研究 その1』(2021年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『超長期修繕基本計画の検討 分譲マンションの高経年期管理システムの開発 その7』
(2020年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『仮終末設定の基礎的検討 分譲マンションの高経年期管理システムの開発 その6』
(2020年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『高経年マンションの終末設定試案』(2019年、単著、マンション学63号)
『終わりのある長期修繕計画の試案 分譲マンションの高経年期管理システムの開発 その5』
(2019年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『仮終末の設定と区分所有権の集約 分譲マンションの高経年期管理システムの開発 その4』
(2019年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『管理組合法人による空き住戸賃貸経営の具体的モデル 分譲マンションの高経年期管理システムの
 開発 その3』(2018年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『管理組合法人による空き住戸賃貸経営の可能性 分譲マンションの高経年期管理システムの開発
 その2』(2018年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『延命と終末を意識した管理システム 分譲マンションの高経年期管理システムの開発その1』
(2018年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『東日本大震災で被災したマンションの敷地売却実態 仙台市内の3つのマンションを事例として』
(2017年、単著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『東日本大震災におけるマンション敷地売却の実態からみた解消制度のあり方』
(2017年、共著、マンション学56号)
『復興公営住宅を迎え入れる地元の取り組み 仙台市青葉区霊屋下地区を事例として その2
 取り組みの効果』(2016年、共著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『復興公営住宅を迎え入れる地元の取り組み』(2014年、単著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『大規模被害マンション6事例の現況と諸問題』(2015年、単著、マンション学51号)
『管理組合によるコミュニティ活動がもたらす高い参加意識の持続』
(2013年、単著、マンション学第47号)
『郊外団地型マンションにおける「団地経営」の可能性 千葉市・西小中台団地を事例として』
(2015年、単著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『郊外団地型マンション再生に向けた取り組みとその意味 千葉市・西小中台団地を事例として』
(2010年、単著、日本建築学会大会学術講演梗概集)
『コーポラティブ住宅における集住生活の変容過程に関する研究 ─ユーコートにおける考察─」
(2009年、共著、日本建築学会計画系論文集第635号)
『コーポラティブ住宅ユーコートで育った第二世代の居住観』
(2008年、共著、日本建築学会住宅系研究論文報告会論文集3)
『経年変化したコーポラティブ住宅の評価研究 ─ユーコート20年のレビューとこれからの展望─」
(2007年、共著、住宅総合研究財団研究論文集第33号)
『「場所の力」と「人間力」の相互浸透による<まちの縁側>形成」
(2005年、共著、住宅総合研究財団研究論文集第31号)
『郊外団地再生における目標設定の重要性』(2004年、単著、マンション学19号)
『大規模分譲集合住宅団地再生計画における基本構想づくりの研究 ─西小中台団地における
「学習段階」の実践プロセス─』(2003年、共著、日本建築学会計画系論文集第571号)
『「フィールドセミナー」によるまちづくり教育プロセス評価 ─大学におけるまちづくり演習を事例
 として─』(2003年、共著、日本建築学会技術報告集第17号)

学会活動・社会活動

日本マンション学会 理事・学術委員長(2023年〜)
千葉県木更津市 産業用地整備支援事業審査委員会 委員(2023年)
日本建築学会 マンションマネジメント小委員会 委員(2023年〜)
東京都品川区 空き家等適性管理審議会 副会長(2022年〜)
山形県上山市 かみのやま温泉駅東エリアデザイン有識者会議 委員(2022年〜)
NPO法人かみのやまランドバンク 副理事長(2021年〜)
千葉県千葉市 住宅政策審議会 委員(2021年〜2023年)
桜台団地マンション建替組合 監事(2020年〜)
山形県上山市 駅東エリア基本構想アドバイザー(2021年)
日本マンション学会 専門家特別研究委員会 委員(2021年〜2023年)
日本建築学会 住宅ストック活用小委員会 委員(2020年〜)
日本建築学会 コミュニティ居住小委員会 委員(2016年〜2022年)
日本マンション学会 理事・総務委員長(2016年〜2022年)
マンションコミュニティ研究会 理事(2016年〜)
日本マンション学会 東北支部長(2013年〜2015年)

「不動産学研究」(ゼミ)講義内容・卒業論文

テーマ:都市再生フィールドワーク&ディスカッション
分野:都市計画、まちづくり、マンション管理
方法:フィールドワークおよび文献調査
問題を抱える都市や不動産の中に、実際にあなたの身を投じてもらいます。テキストもマニュアルもありません。不動産学部で修得した知識や技術と、あなたの人間力を総動員して、現場の状況や関係者の思いを理解し、問題点を整理し、状況を正確に伝え、仲間と共に意味のある議論をする訓練を行います。
フィールドワーク(現地調査)とディスカッション(議論)という実践力のトレーニングです。これらの力は、不動産に関わらず、どんな仕事でも、仕事以外の生活面であっても必ず役に立ちます。知識や技術に自信がなくても、興味とやる気があれば大歓迎です。学生のレベルに応じて個別に課題と目標を設定します。
具体的なフィールドとして、明海大学が連携協定を結んでいる山形県上山(かみのやま)市の地方都市再生があります。また、小杉が参画している東京や横浜のマンション再生もあります。その他、ゼミ生で企画して行うフィールドワークもあります。
このように、たくさんの議論の場、学外の人と会う機会を設けています。

現在のゼミ活動

ゼミ活動紹介動画1
ゼミ活動紹介動画2

教員のゼミ活動などについてはこちら

E-mail

kosugi(at)meikai.ac.jp

学生へのひと言

学生時代は、勉強も遊びも、思い切り楽しんで欲しいと思います。
そしてできれば、4年間の間に何かしら、社会性のある取り組み(地域のことや福祉のことなど)にも参加して欲しいと思います。同世代以外の人々とも交流を持ち、自分の仕事や趣味だけではなく、社会的な問題にも関心を寄せ、積極的に行動できる人間になって欲しいと思います。ゼミではそういった場を提供できると思います。

【SUUMO監修記事】

・「マンション管理組合・理事会とは 理事長や役員は何をするの? よくあるトラブルは?
・「中古マンション購入の注意点 知っておくべきポイントは?