就職活動体験記 池羽 七海さん

不動産学部4年
池羽七海
内定先:積水ハウス株式会社 

私が就職活動を意識し始めたのは三年生の五月下旬だ。キャリア系の授業で毎週のようにインターンシップや企業研究という言葉に触れていたことよりも、一つ上の先輩がこの時期で大手に就職先が決まり、安心している姿を見ていたからだ。「果たして私も一年後この時期に進路が決まっているのか」と考えた時少し焦りながら就活アプリを毎晩チェックしていた覚えがある。その後学部主催のものや自ら応募したインターンシップ七社に参加し、有意義なものにすることが出来た。

年が明け、前年のインターンシップで住宅メーカーに勤めたいと思うようになった私は同業種を第一志望群に四社入れ、計七社で本番に挑むことにした。そんな中、後に内定先となる積水ハウス株式会社の二月開催のインターンシップが、部活動のレスト日と重なり運命を感じ応募した。それには事前に選考があったもののクリアしこれを最後のインターンシップにしようと決めて参加した。

就職活動本番の選考では時間をかけず私が行くべき企業に出会えるよう、知識と伝えたいことは明確にしていた。それを主軸に面接や履歴書で表現することが重要に感じた。主に私は「部活動」「資格取得を含む勉学」「住宅新報の執筆活動」の三拍子でガクチカ(学生時代に力を入れたこと)をまとめていた。どんな質問をされても答えられる自信があったので、+α「バイト」「時間の有効活用」「私生活」などを話の中に組み込み、話を盛り上げることが出来た。

内定先を選んだ理由は主に五つある。

一つ目は業界トップであること。日本の住宅メーカーで戸建て販売戸数トップの最大手であることが魅力的なポイントだった。

二つ目は世間の信頼があること。前記のように業界トップを占めるのも信頼があってのことだと思う。

三つ目は品質とブランド力があること。テレビCMなどでも有名な商品を扱っていて、独自のシステムで住環境をより良いものにしていることも、営業の立場に立った時に胸を張って提供できると感じたため。

四つ目は歩合があること。年功序列制を採用していないところがポイントだ。安定したレールに乗るのも良いが、初年度から活躍したい気持ちが強い私には適切な決断だったと思う。

最後に五つ目は合格の時期だ。四月中旬に頂いたので早期だがそれが特別というわけではなく、内定者懇談会があった六月一日には既に本年度の採用は終了していた。以前企業説明会で「残りの学生生活でした方がいい事は勉強か。」という学生の質問に「学生なりに楽しみなさい。」と答えられた人事の方を思い出し、早期内定を出すことで残された学生生活を楽しめるよう学生を尊重しているように感じたからだ。

入社後は上記で記した通り、初年度から活躍したい。活躍といっても社会や営業のノウハウは研修や入社後に習うとして、それに附随して部活や授業を通して学生生活で培った資格や経験、人間性をプロとして顧客や世の中の良好な住環境に貢献したい。「働く」についてはアルバイトをしている頃から肝に銘じて行っている働き方がある。それは「仕事を業務にしない」ということだ。働くということは同時に責任と対価を伴う。業務ではある一定のものしか提供できないが、私自身も楽しむことでそれ以上のものが生み出せると思う。スポーツと同じだ。ヴィジョンはあるが、まだ社会に出たことがないので計画通りに行く可能性は低い。楽しく一生懸命に初心を忘れず働いていきたい。

就職活動を振り返ると時間が無いことの一言に尽きる。充分に準備していても完璧なパフォーマンスなど本番でできないからだ。選考を受ける度に反省点がありそれを修正して臨んだ選考もまた反省はあった。また部活動の練習を早く切り上げて選考に向かうことが多く、集中力を切らさないことや睡魔に負けないことが一番厳しかった。

私は就職活動でテスト系が一番苦手だった。第一志望群の四社のうち二社からウェブテストの不合格をもらった時は、詰めが甘かったと少し後悔した。面接には自信があったがその過程で落ちてしまっては本末転倒だ。テスト勉強に限らず、備えあれば憂いなしのことわざ通り結果から逆算して備えることは成功に繋がると確信した。

将来何をやりたいかも重要である。しかし、その選び方だけだと企業数が多すぎる。そこで、自分自身が大切にしたいことが叶えられそうな企業か、自分の将来のヴィジョンが描きやすい企業かなどを重視するのも大切である。必ず貴方を必要としている企業はあるので、それに出会うまでは、諦めないで探し抜いてほしい。

一日過ごす時間は皆平等である。それを如何に効率よく過ごすかが就職活動に限らず、これからの人生の成功の鍵だと思う。社会に出る前準備としてたくさんの経験ができる就職活動が思い通りに行くことを願っている。

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