インターシップ体験記 今川 史野さん

今川 史野不動産学部3年
今川史野
研修先:不動産業(鑑定評価部門)

今回は目前に迫った就職活動の最初の一歩として、夏のインターンシップに参加しました。不動産業界といっても幅広い分野がある中、希望していた不動産鑑定の部署に行くことができました。少し特殊な分野ですが、需要が高まる不動産戦略などのコンサルティング業務には重要な知識を得ることができると考えています。

インターンシップの日程は土日休みの10日間でした。内訳として、初日にオリエンテーションなどがあり、約5日間鑑定評価書の作成体験を行い、3日間を有効活用案のプレゼンテーション準備と発表、そして最終日に新規事業案のプレゼンテーション準備と発表を行いました。途中予測していなかった台風に見舞われ、後半の日程が詰まってしまいましたが、実務ではこういうことも起こりうるのだと学ぶ良い機会に恵まれました。

鑑定評価書の作成にあたり、まずは現地調査から始まりました。対象地に行って間口や前面道路の幅員を測り、周りの建物や地域の特徴を見て歩いて把握します。役所では前面道路の種類や名前、用途地域や建築の制限などなど…たくさん聞きました。不動産の基本は足です。女性の方はパンプスが多いかと思いますが、とにかく歩きやすい靴をお勧めします。

不動産鑑定士試験の勉強内容については嫌ほど目にしていますが、その成果物である鑑定評価書は、今回鑑定部のインターンシップに参加して初めて見ることができました。標準化補正では、価格を増減させるポイントの数値を考えるのが大変でした。前面道路の幅員の差異について、標準的画地より○メートル広いため増価の要因になるだろうから○ポイントかな? というようにふっていくのですが、なぜその数値にしたのかが論理的に説明できないといけないため、この自らの感覚を数値化して説明もする、という作業が難解でした。慣れれば感覚だそうですが…。

本文の作成には国語力が問われ、普段何気なく使っている言葉も辞書を引いて意味を確認したり、慣例があったり、適当であるかどうか、何度も何度も確認しながらの作業でしたが、勉強になることばかりでした。

プレゼンテーション作業では、短い時間で完成させて発表するというメインミッション通り、主に時間との闘いでした。一つ目の池袋サンシャインシティ敷地の有効活用の提案では、初めての大規模なスケールの有効活用で、担当の方たちに遅くまで時間を割いて頂き、案を練りました。二つ目の新規事業の立案を通じては、不動産鑑定業務は単体の業務では利益が伸びないが、他の業務と連携することで利益に繋げていける強みがあるということを学びました。

今回のインターンシップでは、社会人としての責任を感じることができました。企画立案一つとっても面白そうというだけではなく、採算性や企業の理念に合うかどうかが大事であり、大学で行った授業との差を感じました。また、基本的なマナーとしてあいさつやTPOに配慮する重要さを、身をもって体験することができました。

関連記事

ページ上部へ戻る